デジタル文化資料エンジニアの会:ご挨拶

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 「ナショナルデジタルアーカイブ」等の議論が高まりつつあるなか、日本でも、デジタル文化資料を利活用できるようにしようという流れは着々と強まってきています。しかしながら、デジタル文化資料を本格的に利活用するためには、デジタル技術を理解している人と文化資料を理解している人の協働が重要であるにも関わらず、そのような人々の出会いの場というのはなかなか十分ではありません。一方、諸外国においては、米国でのTHAT Campや欧州でのEuropeana Tech conferenceをはじめ、デジタル文化資料に関わる人々が集まり交流する場を設けることに関わる様々な取組みが展開され、着々と成果を挙げつつあるように見えます。

 

 こうした状況に対して、我々の歩みを少しでも前に進めるため、デジタル文化資料エンジニアの会では、このたび、じんもんこんシンポジウム2016のブースをお借りして、比較的すぐに使えるデジタル文化資料に関わるツールや、研究発表としてはまとまりにくいがデジタル文化資料の活用に有益なツールや実験的な取組みなどについて参加者の皆様に情報を提供し、そして、それらに積極的に関わるデジタル文化資料エンジニアとの情報交換と交流をする場となることを目指します。みなさまにおかれましては、ぜひともこの場を活用していただけたらと思っております。これを通じて、日本のデジタル文化資料の利活用を少しでも前に進めることにお役に立ちましたら幸いです。

 展示等の詳細については、 追って、お知らせいたします。

 

 なお、じんもんこんシンポジウム2016での当会からの情報提供は、研究者・個人・企業などによる製品化されていない実験的な取組みと、研究者・個人による既存のツールやソリューションに限らせていただきます。企業によりすでに製品化されたプロダクトやソリューションは含みませんので、ご了承ください。

 

事務局:永崎研宣